[ヴィンテージフレームへのレンズ]

ソラックザーデでは、それぞれのビンテージフレームの時代背景や、素材、形状に合わせて、そして用途やシチュエーションに応じて、幅広く奥深くマニアックにレンズをご提案しています。

現行品をあつかうメガネ店だと、ヴィンテージフレームへのレンズ加工は破損リスクが高いため、断わられることが多いです。しかし実は、断るのは正しい判断で、信頼できる店の証でもあります。なぜなら実際に、他のメガネ店の店長さんから初めての電話で「お客様からお持ち込みの古いフレームを割ってしまった」と、半泣きの相談が毎月のようにあるんです。弁償するために当店で同じヴィンテージフレームがあれば購入したいということで。。

当店はこれまで約1万本にもおよぶ膨大な数のヴィンテージフレームにレンズを入れてまいりましたので、失敗の中で蓄積してきた経験値があります。
その経験に基づいて、僕たち自身の手によって、フレームに負荷を与えすぎないように少し小さめにレンズを削ったり、フレームを温める際の加減など、配慮を込めた作業を時間をかけてやっています。
特にセルフレームは、レンズを入れる際にフレームを温める必要がありますが、時代や国が変われば素材や質感が違い、それぞれに、どれくらい温めてもいいかも変わってきます。
この経験値でソラックザーデに勝るところは、世界中に他にないはずです。


[他店購入フレームのお持ち込みについて]

当店でお買い上げいただいたフレームにだけでなく、他で入手されたフレームのお持ち込みの場合でも、喜んで面倒を見させていただいております。

レンズについては、度付きレンズであれば、まずは視力を測定して、そしてレンズを選ぶことになります。すでにちょうど良い度数のメガネをお持ちでしたら、それと同じ度数で作ることも可能ですので、そのメガネを持ってきてください。

お持ち込みの場合に、1つ理解いただかなければならないのは。

当店でも、年に数本はお持ち込みのフレームを破損することがあります。
その場合にソラックザーデが他店と異なるのは、最終的に破損箇所の修理までするところです。
その修理代が有料(数千円ほど)になってしまうことを事前にご了承いただけることを前提に、お持ち込みでのフレームにも、ソラックザーデのすべての経験値を注ぎ込んで、レンズを仕上げます。


[プラスチックレンズとガラスレンズ]

プラスチック、ガラスそれぞれにメリットとデメリットがありますが、少し整理しますと、、。

ガラスよりもプラスチックの方が現在(1980年代以降)は圧倒的に主流です。
レンズメーカー(東海光学、日本レンズ工業)によると、メガネ店からのオーダーの99.9%以上がプラスチックで、ガラスは0.1%もないそうです。

プラスチックレンズが普及した理由は
「軽い!」
「カラーバリエーションが豊富!」
「工場やメガネ店での加工がカンタン!」
の3つです。

性能としては見え方はガラスの方がはるかに良く、ガラスの方が透明度が抜群に高いためにスッキリと爽快に見えます。
また耐久性もプラスチックは熱やキズに弱いために2、3年でダメになりますが、ガラスですと最低でも10年は性能をキープします。

実感としては新品の時はガラスの良さはなんとなく分かるかというところでしょうが、1年、2年と経ってもキープしている透明感に圧倒的な違いがあります。
ガラスレンズを通してみる世界の爽快感に、毎日感動することでしょう。

ガラスはプラスチックよりも2倍の重さがあるのがデメリットと言えますが、1950年代よりも古いフレームは小さいので問題ありません。
1960年代以降のデカいフレームにはお勧めしませんがクラシックな小さめのフレームになら重さは、度数の強い僕が毎日使っていても気にならないレベルです。
それ以上に、ガラスの重みや質感のおかげでヴィンテージの雰囲気がグッと上がります。
そもそも1960年代初頭まではガラスしかありませんでしたしね。

あと割れる可能性があることもガラスのデメリットですが、スポーツなどされていない限りは、割れる心配はしなくても良いと思います。
数年くらい使っていると端の方が5mmくらい欠けたりするような割れ方を見かけることはありますが、強化加工というのが施されていますので、落としただけでガラスコップのようにバリンと割れるというようなことはありません。


[レンズの特注カーブ指定]

1950-60年代辺りのアメリカンビンテージについて、度なしでも、度付きでも、当店でお薦めしているレンズは、1カーブレンズやフラットレンズと呼ばれるカーブの浅い(ほとんど無い)レンズで、通常の5.5カーブのレンズとは見た目にもかなり異なります。
アーネルなどのフロントはフラットな形状をしているために、5.5カーブレンズですとフレームに歪みを生じさせてしまいます。
これを防止するためにカーブの出来るだけ浅いレンズを採用しています。

この低カーブへの特注指定は、レンズメーカーの東海光学、日本レンズ工業いわく、当店以外からは日本中どこからもほぼ発注がないそうで、卸値を当店用に設定頂いた特別なサービスです。

カーブ指定の場合はそれぞれ3,240円(税込)プラスとなります。